平成21年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果

        調査者:有田振興局地域振興部、果樹試験場、和歌山農政事務所、
             農業共済組合、県農、JAありだ、果樹園芸課     
                               (調査日:平成21年5月8日(金)) 

(1)温州みかん
 @ 新梢の発生は平年並みで、園地によるバラツキがあった。
    全体の着葉数は平年並みであるが、一部老木園等でやや少ない園があった。
    樹勢は中庸で、一部の園でやや弱い園も見られた。
 A 発芽期は平年に比べやや遅く、展葉期は平年に比べ2日程度遅い。
 B 満開期は極早生で5月9日、早生で5月10日、普通で5月12日頃と思われる。
 C 着花指数は平年を10とした場合、極早生で11.7、早生で10.9、普通で
    10.7であった。
 D 本年は表年であるが、当初の予想よりも新梢の発生が良好である。
  
(2)清見
 @ 新梢の発生は良好であり、全体の着葉数は平年並みで、樹勢は中庸であった。
 A 発芽期は平年に比べやや早く、展葉期は5日程度早かった。
    満開期は5月12日頃と思われる。
 B 着花指数は12.0であった。

(3)不知火
 @ 新梢の発生は良好であり、全体の着葉数は平年並みで、樹勢は中庸であった。
 A 満開期は5月13日頃と思われる。
 B 着花指数は10.1であった。

(4)はるみ
 @ 新梢の発生は良好であり、着葉数は平年並みで、樹勢は中庸であった。
 A 満開期は5月14日頃と思われる。
 B 着花指数は6.1で、園地によるバラツキが大きい。

(5)はっさく
 @ 新梢の発生は中程度であり、着葉数は多く、樹勢は中庸であった。
 A 満開期は5月11日頃と思われ、着花指数は11.2であった。